2.結婚の条件
(小倉千加子著・朝日新聞社)
お薦め度 ★★★★
 
 

 

ここのところ、女性の生き方に興味があるので思わず買っちゃった本です。衝動買い。

話題の「負け犬の遠吠え」(坂井順子・講談社)は正直ぴんとこなかった。一番の理由は、描かれているのがバブルを享受しまくった世代で、バブル後の世代の私には「なんでそうなるのか?」と思ってしまうことが多かったから。

この本は当事者がかいているわけではないから、自分の叫びみたいなものもないし、それゆえにかなり客観的視点がおおいため、「負け犬」が不可解だった私には理解しやすい本でした。そういう意味でお薦めの本。

ふむふむと思ったことその1。結婚できない理由に父親との関係があるって描かれている。父親の価値観にしばられた娘が結婚できないらしい。

私の身近にもいたなあ。普通の家なのに、大学生の娘の門限が夕方6時。その後、いいお年頃になっても結婚できないと親が嘆いていたらしい。そりゃ、大学生の、一番出会いがあるであろうときに門限6時じゃあなあ。

ふむふむその2は、女性が学歴が高いと男がひくという話。うんうん、これはよく聞く話。一般論はそうだろけど、私は例外もしっている。女性のほうが高学歴の夫婦。案の定、一部の人が「今はいいけど旦那がやきもちをやく原因になるからやめたほうがいい」といって反対してた。でも二人は未だに仲良くやってるし、子供もいる。

知人の女性の話。東大の院までいったものの、あんなに「東大にいけ」といっていた親は最後は結婚の話を持ち出したらしい。「親の希望でここまできたけど・・・」と彼女が嘆いていたらしいという話は友人からきいた。でも私の別の知人(キャリアウーマンタイプ)は東大の大学院までいき、同大学の大学院に在学している男性と結婚した。

それにひねくれものの私はこう思う。「東大出て、パートナー見つからなかったら、ハーバード大卒を見つければいいじゃん!」(笑)。こんなことかくと、「あんたは楽観的すぎる」といわれそうだ。それはそれで当たってる。

でも正直、結婚問題をここまで分析する必要があるのかとも思ったりもする。「結婚はタイミングとフィーリングだ」という人、多いけど、結婚問題を解決したきゃ、このタイミングがいつくるのかを個別に分析したり、またどういうフィーリングが結婚に向いているのかも各自分析するとか・・・ようわからんな。

あとこの本でもそうだけど、よく芸能人とか有名人をモデルに結婚とか結婚観とか女性の生きかたを分析してるけど、やめたほうがいいと思う。だって彼らは特殊な世界の人間だし、われわれ一般人と価値観違うって。先日みた、NHKの「女神たちのカフェ」。有名人をよんで結婚について話してたけど、芸能人の語る言葉にははっきりいって、説得力なし。あと個々が主張しすぎて、話がかみ合ってない部分もあって苦笑い。

話をもどす。妹とよく話すけど、結局「人は一人ではいきられない。一生孤独はいやだ」ってことにつきるでしょう。 だから「新しい家族」という名の人生のパートナーを探す。王子さまではない。理想より現実。居心地のいい家族のような人。よくいうじゃん。「一番好きな人とは結婚できないものなのよー」。この言葉にうなずく人ってどれぐらいいるんだろうね。

でもそんなものでしょ、結婚って。 確か一週間ほど前によんだロサンゼルス・タイムス紙にも「結婚には期待しないほうが長続きする」ってあったよ。

しかし世の中どこをむいても「結婚」「結婚」だ。考えてみりゃ、結婚がらみのネタなんてつきることないよな。私の周囲はただいま第三次結婚ブーム中のようです。この秋は披露宴出席のため、帰国予定の私です。(2004年5月22日)

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